2018年11月アーカイブ

網代胴 その1

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こんばんは!!

もう11月も今日でおしまいという事で、今年も残すところ1か月ですね!
年々歳を重ねる毎に1年が短く感じてきました(^^;)

さて、今回は私がお客様からご注文を受けて印象が強かった商品をご紹介したいと思います!

それは今の時代ではファイバー胴や、ヤマト胴の普及で、あまり見受けなくなった網代胴です。

私自身、栄光武道具に勤め6年目になりますが、網代胴のご注文を受けるのは初めての体験でした。
6年に1度あるかないか、、、なかなか今となってはレアな胴なのかもしれません。

網代胴を作成してみて色々と学ばせて頂いた事が多かったです。

まず、本来の竹胴は竹→布→牛革→漆塗という順番で上にかぶせていきますが、
網代胴の場合、竹→漆(今回は表面は拭き漆で塗ってもらいました)だけなので、耐久、衝撃吸収の部分でヤマト胴よりやはり劣る形になります。
さらに今の竹胴は昔と比べると軽量化が進んでいる為、竹の厚さがすごく薄いです。
まだ編む前段階では、グニャグニャ状態で、正直これだけでは身体を守る防具とは言えない状態からスタートしました。
まず竹だけの状態(穴が開いてる)で入荷します。(写真は革を張った後のものですが)
IMG_1124.JPG























































今回は耐久性、衝撃吸収性を上げる為、裏に鹿革を貼り付けました。
革張り作業も大変で、革にたるみが出来ないように伸ばして張っていくのですが、やってみると中々難しく、張り直しが効かない作業で苦労しました。
また接着材がダマにならない様にしながら、丁寧に伸ばしていきました。
IMG_1406.JPG
































張り終わりがこんな感じです、お客様に喜んで頂ける様に慎重に、心を込めて作業しました(^^)
やはり革を一枚張るでけで、グニャグニャだった物がしっかりとしてきました。
さらに綴じ革で編む事でまたさらにしっかりとしていきますが、今日はここまでの紹介で、次回に続きます。

最後に網代胴を作らさせて頂いた感想を先に言いますが、私個人の見解ですが、一言で言うと味があります!!
若い世代だからこそ、さらに新鮮な胴に感じ味を感じる事が出来ました。
まだまだ若いこの私に、この胴のご注文を任せて頂き勉強させて頂いたお客様に感謝しております。
完成の写真は最後に載せますが、恐らくご注文を頂いたお客様にもご満足頂いた胴になったと思います。

では、また次回、よろしくお願いしますm(__)m




こんばんは。
審査シーズン真っただ中ですね。

本日も八段審査一日目という事で911名の方が受審されて合格者わずか6名!合格率0.7%...

日本で最も難しい試験といわれていますがまさしく狭き門。
もはやその門は開いているかもわからないぐらいです。

それでも私の身近にも受審される方が沢山いらっしゃいますが、
合格率なんて気にしていない様に見えます。

10年以上修行した1000名近い七段の先生が皆さん「八段を取りに行く!」と
いう覚悟で挑戦しに行く×2日間...凄まじいです。

そんな昇段審査の季節になると、栄光武道具では毎年イベントがあります。
偶然かのように春の審査と秋の審査の時にいつも静岡県富士市で展示即売会をやらせて頂いております。
場所は米之宮浅間神社というとても立派な神社の社務所をお借りしています。

この出店、おかげ様で今年で11年目となります。本当にありがとうございます!!

22.jpg


































































今回の出店の日程ですが12 / 1(土)・12 / 2日)[ 10時~18時 ]の2日間になります。
開催場所は米之宮神社内 [静岡県富士市本市場581番地]

*富士市出店のお問い合わせは本社フリーダイヤルまでお願いします→0120-05-2109


こちらは去年の写真です↓
22-3.jpg































22-4.jpg
































22-6.jpg
































この出店の醍醐味は商品の多さです。場所が広いので店舗のようなアイテム数をご用意しています(^・^)
はがきに載っている商品は超おすすめですが、
それ以外一点物のアウトレット商品も持って行きますので楽しみにしていてください!!
今年で11年目。10年修行しましたので私たちの気合いも相当です(*^^)v

最後に去年神社から撮った写真↓

22-1.jpg































地元の方にはどう映っているか分かりませんが、普段埼玉から狭き門に入るぐらいの小さい富士山を
見ている自分にとっては、こんな富士山見たらめちゃくちゃ感動です!

富士市は月曜日から雨が降る予報になっていますが、土日は天気良さそうなので楽しみです(^・^)




老剣士が元気な理由

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こんにちは、昨日は私が理事を務めます日本福利健康管理振興協会の理事会に行ってまいりました。

 

これから増加し続ける医療保険費や高齢化の問題、人口の減少など様々な問題がありますが一番大切なのは健康寿命という年齢を重ね、寿命だけが長い国では無く

年齢を重ねても元気に暮らせる身体作り、環境作りという事が大事ですね。

 

IOTAIの活用により自分のバイタルデータが常に理解出来る様になっています。

これから近い将来には医療という概念からもう一つ手前の健康という分野をどう管理し、具象化していくか?

様々な企業がそこに対して動いています。

健康大国の日本はこれから益々元気な国になって行きそうです。

 

私ももうド中年ですが、剣道の先生方はやたらと元気な高齢者が多い様に感じます。

身体を動かしながら計算したりすることはダブルタスク(デュアルタスク)と言い認知症の予防に取り入れられています。さらに筋肉痛も非常に認知症を予防するには効果的だそうです。

となると剣道の先生方がやたらと元気なのも納得です。

 

さらに現在の死因の原因の第三位にあたる肺炎も誤嚥性のものが多いそうで、喉のインナーマッスルを鍛える事で防ぐ事も出来るそうです。

まだ、エビデンスは取れていないそうですが、歌を歌う事で咀嚼や飲み込む力も変わってくる様です。

 

剣道は相手の思考を読みあって攻め合いますし、身体も使います。

さらに大きな発声もします。

 

剣道の道場は元気なお爺ちゃん・お婆ちゃんをジャンジャン作るトレーニングジムの様なものだったのですね!

 

私も含め、中年層から下の世代はお年寄りに負けない様に頑張って行きましょう。

そして自分が年を取った時には今よりも健康に対して様々な事が出来る様になっています!

若い芽をガンガン踏みつけて鍛えてやりましょう。

 

※以前、剣道だけは現在スポーツと違って強さが逆行していく競技だと聞いた事があります。普通の競技ならば記録は塗り替えられて行きますが、剣道は自分よりも先生の方が強いと話し、その先生も私の先生の方が強かったと話し、そのまた先生も・・・・

 

剣道をされる先生方が歴史的にも皆さん元気だったのだと感じました。

 

 

では、また。



繊細なお仕事

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先週は一週間ほぼ工場に行ってきました。

本格的に生産が始まり、今までのオーダー分や年末年始のセール製品も作らないといけないので最初から全開で生産しています。

職人の腕は剣道具作り20年以上の人間が多いので問題ありません。

 

しかし、他の工場と比べ少人数かつライン製造というより職人の集まりといった工場ですので生産数には限りがあります。

 

他の工場は流れ作業になっていますが栄光武道具の工場は一貫作業です。

 

刺し目や飾りの糸よりも確りと堅くよっていますし、飾り糸の穴もとても細かく、刺し糸の針穴も小さくしています。

 

高級品・安価な物に関わらず全ての剣道具を同じ様に行っています。

最近の投稿は文字ばかりで飽きていた人も今回が画像で先ずは栄光の製品の繊細さを是非ご覧ください。

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これは手刺2.0分の刺し目です。

点刺と言われる刺し方ですので表も裏も同じ様になっています。

刺し目がキッチリを揃っていて深くまで糸が確りと引かれているのが解ります。












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こちらは具の目と言われている刺し方です。
2分刺の様に大きめの刺し目の面垂部分をこの様に
刺し目を一つ増やして堅くする仕様です。

※どちらもまだ最後の線引きという作業はしていませんが
線引き作業の要らない程美しく仕上がっています。















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こちらはご存じ先日行われた世界大会で日本代表が使用した胸の型紙です。
こちらは選手の身体の大きさに合わせて何枚も作成しています。
この穴開けにかかる時間といったら・・・






















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こちらは甲手頭の飾り部分です。
1針1針よりをしっかりと行うことでスレにも強く
美しいものになります。






























お客様がお使いになる剣道具をこころを込めて作っています。

本当の事をいうと是非お客様もルーペを持って他の防具と比べてもらいたいのですが、
そんな事を防具屋さんでやっていたらちょっと怖いですよね・・・(^^;


ですので、次回は他の工場との比較をしてみたいと思います。








こんにちは、最近は剣道具の話が多かったのですが

今回は少し違うお話をしたいと思います。

 

私は10歳から剣道を始めて、44歳になりましたが一時剣道から離れていた時期があります。

剣道では名門と言われた学校を卒業し、あまりにも厳しい稽古から逃げる様に剣道からボクシングの道へ進みました。


最近では「井上尚弥」選手の活躍が素晴らしいですね。


当時の事ですから進学しても、また1年からやり直し・・・

また理不尽なシゴキを受けるのはまっぴら御免だと、剣を捨て拳に変え、当時の私は年上でも思いっきりブン殴れるボクシングの道を選びました。

サラリーマンをしながら会社の了承を得て続けたボクシングですが、初めて見て解った事が沢山あります。

まず、ボクシングは喧嘩とは全くちがってれっきとしたスポーツだという事。

あしたのジョーなんかを見て育ったので、喧嘩っぽいかと思いきや自己管理の厳しさ

科学に基づいたトレーニング。なにより選手をサポートする為にオヤジの様な年齢のトレーナーがサポートにまわって選手と二人三脚で歩んでいくスタイルに剣道の教え方しか知らなかった当時の私としてはとても衝撃を受けたのを覚えています。

 

みなさんも知っている通り、ボクシングは過酷なスポーツです。

打たれれば痛いし、目の上を切ることもあります。

それに食べざかり育ちざかりの10代での減量は精神的にも過酷です。

でも、ボクシングの世界には「やらされる」という事が一切ありませんでした。

練習しようがしまいが全て自分の責任。朝走ろうが走るまいが自己責任です。

ですから強く成りたければ勝手に練習し、頭使って身体使って鍛えていくしかありません。

それがとても面白く、魅力的なスポーツです。

 

武道具店のブログでボクシングの事書いてもさほど面白くないと思いますので、

私なりに感じた剣道との共通点なんかを書いてみますね。

 

一つは体重移動です、剣道でもボクシングでも常に打突やパンチを繰り出せる様な体制を作る事が必要です。中でも両足への体重のかけ方、下肢から上肢への力の伝え方は両競技とも共通しています。

また、「起こり」を捉える力も重要ですね。剣道の「起こり」はボクシングではモーションと言われたりしますが、私の解釈だと「起こり」の方がボクシングのモーションよりも一段階早いタイミングだと思いました。

これを捉える事が出来ると、剣道でいう所の「出ハナ」 ボクシングの「カウンター」を打つ上で非常に有利です。

剣道の稽古で「起こり」を捉える事が出来た私は非常にボクシングにおいても有利に戦う事が出できました。

 

そして、もうひとつは間合いです。

剣道では1234力などと言いますが、常に足を止めずに相手との間合いを計る事が大切です。高段者の先生方の試合であまり動かなく感じますが、先生方はミリ単位で間合いを計る事が出来るのであって、段位に関わらず足と間合いは非常に重要です。

ボクシングのフットワークもただ速いのが良いわけでは無く、相手との距離をどの様に自分が有利に試合を運べるようにするのかが大事です。

 

最後にはやはり心でしょうか。

剣道の試合で子供達や大人の方でも緊張するといわれる方は多くいると思います。

私がやっていたボクシングは大勢の前でたった一つのリングで戦うのですから緊張すると思われがちですが、私の場合は緊張をした事は一度もありません。

実はボクシングの場合、試合する事が数カ月前に決まります。(4回戦の時は結構スケジュールはタイトですが)

その時点から試合に向けての闘いが始まっています。まず大きな減量という敵との戦い。

F1レースの様に、最初にスタミナとうガソリンをつけ、次に減量しながら得意なコンビネーションを身体に叩きこみ、ボディを作り。

最後の1週間から練習がドンドン少なくなり体重の調整だけになります。

それと同時にドライバーである心を作ります。

ですから、試合の前日に行われる計量が終わった時点であとは戦うだけだ!

僕の場合10R戦うので30分頑張ればもう終わりだ!

という気持ちになり、緊張というよりも高揚していました。

熱くなる気持ちと冷静にならなければいけない、火傷程しない程度の場所に心を置く。

これが剣道の試合でもボクシングの試合でも非常に重要だと感じました。

 

現在ではボクシングでは勿論、剣道でも試合に出る事は少なくなりましたが

今日は両競技の共通点という事でこのブログを書いてみました。

 

ちなみにボクシングでは全日本新人王のあと日本1位までは行きました。

そのフェザー級新人王も同期に漫画の「はじめの一歩」がいた事によって過去に類をみない程

うっす~~い存在になってしまいましたが・・・。



 

では、また



はじめまして(-ω-)/



この度、アルバイトから正社員に昇格し、越谷店から上野店に移動してまいりました、



安河内 颯
(やすこうち はやて) です!!!



栄光武道具に入ってまだ8ヶ月ちょっとの新米ですが、たくさん勉強して色々と覚えていきますのでどうぞよろしくお願い致します。(-ω-)/



さっそくですが、第一弾は毎年この季節には恒例となっております、神栖出店富士出店について書かせていただきます!!!!!


神栖出店・・・・・11月17日 (土)

メンバーは大宮店から松永店長と上野店から安河内が行きます!!!

この神栖出店が私の出店デビューとなります(-ω-)/ もし知ってる方いましたらお気軽にお声がけください(笑)



富士出店・・・・・12月1日(土)、2日(日)

みなさんが1番知りたいメンバーですが残念ながらまだ決まっておりません、、、

続報をご期待ください(笑)

どちらの出店もお客様に喜んでいただけるように沢山の商品を持っていく予定です!!!

楽しみにしていて下さい(^^♪

























解りづらい剣道具の価値

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剣道具の製造を始めて色々と解ってきた事。

 

1原材料はべらぼうには高くない。

2原材料を入手するのは簡単にはいかない。

3人件費がめちゃかかる。

4作るのがもの凄く大変

5手間の割には価格が安い。

6いっぱしの職人になるには相当な時間が必要

7剣道家のしらない事が山ほどある。

 

私は小学校3年生から30年以上剣道を続けてきましたが、剣道具の事に関してはこの業界に入るまで全く解りませんでした。

剣道具を取り扱う事と剣道をする事は全くの別次元。

剣道が出来る事にこしたことはありませんが、剣道具を扱う上で解らければならない事はどうやって剣道具が出来ているかという事の方が大切だと思います。

 

例えば面金はどんな種類のものがあるのか?取り扱う材料屋さんによってどんな特徴があるのか。

紺反も番手はいくつを使うのか、藍染めの方法がどの様にされているのか。

芯材のフェルトや綿はどの様なものを使用し、どの様な仕込みをするのか。

剣道具を作る順番や作業工程など、知れば知るほど面白くなりますし、また沢山の驚きもあります。

昔の人の知恵と工夫。

こんな事を昔の人は良く思いついたものだ。と感心ばかりします。

現在のカタチになるのには様々な創意工夫があったと思いますので長年を経ても変わらずに、みなさんが思い浮かべる剣道具というイメージの製品になったのだと思います。

 

ただし、だからこそ剣道具はみんな同じように見えますし、なにが良くてなにがそうでは無いのかが解りにくい製品です。

 

タイトルに書いた「剣道具の価値」ですが何処で見分ければ良いでしょうか?

 

最初に書いた色々解ってきた事を読み返してみて下さい。

原材料はそんなに高く無い。人件費がかかる。手間の割には価格が安い・・・

こうなると、やる事は自ずと決まってきますね。

安い原材料で、手間のかからない様に、誰にでも出来る仕事にする。

という事になります。

 

こうすれば価格に合う剣道具が出来ます。

でも、全然使えない駄目な物か?というとそうではありません。

これでも皆さんが考える剣道具というものになっていますし、使用する事も勿論可能です。

剣道具のカタチになっていてまぁまぁ使える。という剣道具ならこれで充分です。

 

でも良いものが欲しいという場合にどういった所をみるといいのでしょうか?

技術的な事でいえば、胸や垂は飾り糸が確りと入っていて指で引っかいても浮き上がらない物。裏を見てパンチの数が多いもの。飾りの糸よりが確りとしていて糸がキッチリと堅くなっている物を見ます。

面は内垂の裏をめくってみて、顎の取り付け部分をチェック。あとは内輪と面布団の間を見て隙間の無い物などを見ます。

あとは、天・地のバランス。甲手は勿論甲手の型、甲手に手を入れるだけではその甲手の良さは解りません。竹刀を持った状態でキチンと自分の力が竹刀の先まで伝わる様な甲手でなくてはいけないと思いますし、また単に薄く作った甲手というのも防具とはいえないと思います。

 

剣道具の見方は別に詳しく書いていこうと思いますが、なるべく沢山の防具を見て下さい。

 

手間を省いて作った剣道具か、そうでは無いかは直ぐに解る目を持てると思います。

 

私が文章で説明することも難しい剣道具選びなのでやはり色々なお店に行って様々な剣道具をみる事とお店の人に沢山質問するのが良いと思います。

 

最近では見た目を大きく変えて他の剣道具との差別化を図った剣道具も良く見受けられます。おそらくその様に良い剣道具の説明がしにくい事もあるのかもしれませんが

善し悪しは別としてどの様に良いのか、作りはどうなっているか?
剣道愛好家の方も色々リサーチして頂ければもっと剣道具選びが楽しくなると思います。

 

では、また



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